むし探検広場
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850. 9.18.2001 from 雅希 さん 

 こんにちは。質問です。ナメクジの性別の判断の仕方を教えてください。
 ご返答をお願いします。

園長:ナメクジは、雌雄同体といって、一匹の体の中に、オスとメスの両方のしくみを持っています。
 つまり、どのナメクジも、オスでもあり、メスでもあるのです。
 繁殖をするときは、2匹以上のナメクジが集まって、お互いに交尾しあって、そのあと全員が卵を産みます。
 カタツムリやミミズも、ナメクジと同じく雌雄同体です。  


849. 9.18.2001 from 山内周輔 さん 

 529番、590番の話題になりました、「テントウムシはビスケットで育つか。」について実験しました。

 実験結果は次のとおりです。
 ナミテントウの孵化翌日の1令幼虫3匹で実験しました。
 瓶の中に水で湿らせたビスケットを入れて、幼虫3匹を放しました。
 1日目・・3匹ともビスケットに食いついていた。夜、1匹が脱皮して2令幼虫になる。他の2匹は1令幼虫のまま。
 2日目・・朝、1令幼虫1匹が脱皮しようと固着していたのを、2令幼虫が食べた。残りの1例幼虫は脱皮して2令幼虫になった。夜、最初に2令になった幼虫が後で2令になった幼虫を追っかけていた。
 3日目・・1匹になっていた。瓶の中をさかんに動き回っていた。ビスケットの水分を吸っているようだった。
 4日目・・脱皮して3令幼虫になった。(別に飼育中の兄弟幼虫に比較してみると、三分の二しかない)
 5日目・・同じ位置にいて殆ど動かない。たまに手足を動かしている。
 6日目・・ビスケットの上でまったく動かない。夜にはからだが縮んできた。死んでいると思う。

 私の感想は、「テントウムシはビスケットでは育たない」です。
 成虫の場合は水や果汁で何日間かは生きれますが、健康な状態は続かないと思います。
 可哀想で二度としたくない実験でした。

 続いて596番のテントウムシの毒について調べました。
 1・ダンダラテントウの成虫から出る、黄色の液を舐めてみました。苦味はあまり感じませんでした。とても嫌なにおいがありました。(二度と舐めたくない匂いです)
 2・ダンダラテントウの幼虫をつぶして舐めてみました。(ごめん) 少し苦味がありました。(胃薬ほど苦く無かったです) 匂いはいやな臭いではありませんでしたが、虫らしい匂いがしました。
 3・テントウムシが食べるアブラムシ(アリマキ)をつぶして舐めてみました。 匂いも味もありませんでした。見かけは気持ちが悪いですが意外な感じがしました。

 私の感想は、少し手についた量でしたら子供でも害があるとは思えませんでした。わざわざ舐めることはしない方がいいと思いますが。

園長:テントウムシ観察記の山内さんです。体当たり実験ありがとうございます。
 ビスケットでは育たなかったんですね… ……でも、ビスケットにもいろいろな種類があるので、成分によっては、テントウムシ向きのものもあるかもしれませんね。


848. 9.17.2001 from 李 さん 

 李と申します、始めまして。
 むし探検広場(?)でKoziさんが質問していたぶどう虫などの昆虫の名前についてです。
 ブドウスカシバとか、ハチノスツヅリガ(養殖もの)とかはしってたのでふむふむと読ませてもらいました。
 でも、イタドリの虫で私もつまずき、分からないままでいます。
 知り合いの人に聞いたところ、東北とか、北海道にしかいないということを教えてもらい、それはイタドリハムシじゃないかな?とその人は言ってました。でも、イタドリの虫はチョウチョになる気がするし、イタドリハムシは東北以南にもいますよね…
 ぜひこの真相を知りたいので、調べてください、私もイタドリの虫がチョウチョになったら、展翅して、同定を試みたいとは思ってるのですが…

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 すいません、koziさんの掲載は6.10.2000.のvol.19 でした、かなり古い話題なので、答えが出てるかもしれませんが・・・見つけられません・・・追伸です。

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 たびたびすいません、次の号にのってました・・・
 ありがとうございました。

園長:続けて3回いただいたメールをあわせて掲載しました。

 むし探検広場の過去ログ、けっこういろいろな方に読んでいただいているようで嬉しいです。
 「page1まで一気に読みました」というメールをいただくこともしばしば。
 その時々は、難問珍問の連続を前にして、必死に答えてるんですけど、あとから読み返してみると、ほんとうに楽しい質問が多いことにビックリしてしまいます。


847. 9.17.2001 from よしくん 

 しゃしんはないけど、ぼくがつかまえた毛虫についておたずねします。ビロードのようねはだざわり・からだの形はまるで、カイコのようなかんじで、いろは黒。とがったしっぽがあって、頭のほうは黄色で、せなかからおしりにかけて、赤い目玉のようなもようがならんでいます。ぼくはかいたいのですが、「がのようちゅうだからだめ」とおかあさんはゆるしてくれません。じてんにものっていません。なんだかおしえてください。(母代筆)

園長:そのようちゅうは、こんなのではなかったですか?

 
 (SYUUTA撮影)

 こんなのだったら、セスジスズメというガのようちゅうです。
 土の中でさなぎになって、らいねんの5月ごろまでとうみんするので、かうのはちょっとたいへんです。

 どくはないので、
 「がのようちゅう→だからだめ」というおかあさんのいけんは、まちがっていると思います。(ガのなかまがかわいそうですよね)

 でも、かうのがたいへんなので、やっぱりにがしてあげたほうがいいかもしれません。 


 (追記)
 ちょっと気になって調べてみましたら、セスジスズメは、(地中だけでなく)地表でもサナギになる場合があることがわかりました。おわびして訂正します。すみません。


846. 9.17.2001 from おおくもさわ さん

 はじめまして、素晴らしいHPですね。
 さっそく、ぶしつけですが、質問させてください。
 当方、雪国に住む中年男性です。
 雪解けの砂利道の道路を歩いていますと、水溜りが有るのですが、そこに必ずいるのです。
 白い糸状の寄生虫のような生き物が。
 太さは、太いもので1mm程度で、細いものは1oにも達していません。
 長さは、長いもので10cmくらい有るでしょうか?
 いろいろと検索やらしてみましたが、どうも不明なのです。
 よろしくご教授ください。

園長:すみません。この、糸状生物のことは、今の私の知識ではわかりません。
 雪国にはよくいる生き物なのでしょうか…
 みなさんの中でご存じの方、ぜひメールください。
 特に雪国方面のみなさん、情報お待ちしています。
 私も継続して調査しておきます。


845. 9.16.2001 from かいせいパパ さん 

 こんにちは、8/13にシンジュサンの質問をさせて頂いた、かいせいパパ(33歳男)と申します。
 むし探検広場へ質問が2点あります。

 質問1
 私の住んでいる地域では、2種類のアシナガバチが見られます。
 1種はフタモンアシナガバチのようですが、もう1種がよくわかりません。
 フタモナシナガバチよりやや大型です。
 図鑑を見ると、キアシナガバチかセグロアシナガバチのどちらかのように思いますが、両者の見分けがつきません。
 いったいどっちなのでしょう?
 ピントがあってないのですが、写真も添付します。

 

 質問2
 近所の低山に添付写真のイナゴ?の幼虫がたくさんいるのですが、種類がわかりません。
 結構大きいので、さぞ大きなバッタの幼虫かと思うのですが、
 付近に多い、トノサマバッタやクルマバッタモドキとは形が違うように思います。
 目の下の模様などは、ツチイナゴに似てるけどツチイナゴは茶色ですよね。
 いったい何の幼虫でしょうか?
 ピントがあってませんが、写真は丁度脱皮した直後の写真です。(後ろの白いのは抜け殻です)

 

 以上、よろしくお願い致します。

園長:ハチの方は、たぶん、セグロアシナガバチだと思います。
 キアシナガバチは、もう少し黄色部分が多くて、もう少し黄色部分の色がうすくて、もう少し全体にスマートな感じです。

 バッタの幼虫の方は、すっかりツチイナゴです。
 成虫は茶色系なのですが、幼虫は緑色なのです。  


844. 9.16.2001 from A.U. さん 

 体長1cmぐらいの角が3本のカブトムシを見つけました
 見たこともない種類なのでなんてなまえか知りたいです
 お願いします  

園長:それは、カブトムシではなくて、ダイコクコガネの仲間ではないかと思います。(カブトムシもダイコクコガネも同じコガネムシ科の甲虫なので、近い仲間ではあります。)
 たぶん、ヒメダイコクコガネ、またはゴホンダイコクコガネではないでしょうか。
 どちらも、動物の糞などを食べる、自然界のそうじやさんです。


843. 9.16.2001 from 三上崇 さん 

 このフンなあに

 はじめまして わたしは長野県の安曇野に住んでいます みかまさといいます
 家の屋根に何かのフンがいっぱい着いています
 何のフンかわからず また 姿も見えません
 まずフンをした主の正体と対処法を教えてください
 よろしくお願いします

   

園長:よくわからないのですが、可能性としては、コウモリの仲間の糞ということが考えられます。
 屋根の上の糞の散らばりかたからして、屋根にとまった生き物が糞をしたのではなく、上方から落ちてきたような感じがします。
 この屋根の上方に、軒下のような箇所はないでしょうか?
 軒下があって屋根裏に入れるようになっているのだとしたら、その中にコウモリがすんでいて、そこから糞がこぼれているのかもしれません。
 対処法は、コウモリが出入りできないようにしてしまうことです。(なんかコウモリに決めつけてますけど、あまり自信はありません)


842. 9.15.2001 from さとちん さん 

 先日、けらの事を教えていただきありがとうございました。
 2,3付け加えたいことがあり、また来ました。
 それは、友人曰く「樹の上でも鳴いている。」というのと、その友人の母曰く「あれは、はるぜみだ。」とか何とか・・・。
 私の知っている大声の主は、夜しか鳴かない、草むらにいてしかも超大声、暑い時限定、8月末にはもういない、人が近寄るとシーンとなる、声に凹凸がなく、息を吸いなおしたりしない(途切れない)、そういえば、私も高い所から鳴いているのを聞いたような気がします。
 いったい、彼の正体は?誰か教えて・・・・。

園長:どうやらケラではなかったみたいですね。
 ハルゼミは、その名のとおり、4月から6月にかけて鳴きますので、やっぱり違います。
 さとちんさんのレポートからすると、カヤキリというキリギリスの仲間が一番あやしいかもしれません。
 前のメールでは、カヤキリについて、「秋にかけてますます頑張って鳴く」と書きましたが、よく調べてみると、カヤキリは7月〜9月が出現期で、8月が盛りのようです。
 でも、ススキなどの草原にいて、木には登らないはずなので、樹上で鳴いていたというのは、ヤブキリという別の種類かもしれません。  


841. 9.14.2001 from H.H. さん 

 今日12時ごろ川のほとりで見つけたのですが?
 かげろうではないですか?
 画像をおくります。

 

園長:これは、カゲロウではなくて、トンボです。
 たぶんハグロトンボだと思います。
 ハグロトンボは、カワトンボの仲間で、川の岸辺などで見られます。(カゲロウの仲間は、普通、はねが透明で、お尻の先に細長い突起(尾糸、尾角)がついています。)


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